お館様
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旅行記 米沢上杉祭り

↓ここからたかさんレポートだ!!

雨も弱くなり最上川にかかる橋を渡ろうとした時に風林火山の幟と赤武者の姿が目に入ってきた。武田軍と思われる総勢100名ほどの武者姿の人達が集まっていた。
その先、川下の方を見ると「毘」の幟にこっちは黒もしくは青い鎧が見えた。
どうやら上杉軍のようだ、此方もやはり100名ほどの武者姿の人達が集まっていた。
土手はもう既に見物人で埋まっており、座る場所の心配をしてしまった。
土手に向かって歩いているとまたもや雨が降り出してきて、取り敢えず武田軍側の土手に明いているスペースを見つけて其処に座ることにした。
フィルムが心細いので、露店まで買いに行くことにした私は、途中で直江兼次を発見。
走って戻りおめぐにそれを伝え、二人で記念撮影に走った、そりゃ走ったさ。
やっと追いつき二人とも記念撮影を終え土手の席に戻った。
それから暫くして予行練習が始まった。
「真田隊前え~」ちょっと訛ったおじさんの声が河原に響きわたる。
それと同時にと言えばお世辞になるが、少し遅れて真田信綱の幟を背負った鎧武者が走り出し、それについていくように14・5人の足軽を含む部隊が私たち前を走っていった。
「柿崎隊前え~はい、急いで急いで~」と、アナウンスのおじさんが急かすと見物人から大爆笑の渦が・・・。その後も予行練習は凄かった…
「鉄砲隊前え~と、本番なら此処で鉄砲を撃つのですが今回は私の声で…」
はっ?と思う私の耳におじさんの声で
「ぱん!ぱん!」と鉄砲の音を真似ていた…(あんた凄いよ)・・思わず心の中で私はそう呟いてしまった。
武田・上杉両軍が激突・・って言っても、各部隊の人数が15~20人なので、迫力に欠けるがそれでも見ている方は楽しかった。
鍔迫り合い槍と刀、思わず濡れた草に足を取られ転ぶ足軽。
「転んだら直ぐにたつ~、もっと素早く動く~」そして飛び交うアナウンス…沸き上がる笑いの渦…ふふふ。 そして・・何故か上杉謙信が武田信玄のところまで歩いていき、それはそれは親しげに話をしているではないか。

信玄「これは謙信さん、雨の中ご苦労だね、まぁ座れよ。」
謙信「お互いに辛いね。まさか雨が降るとは」差し出された椅子に座りながら
信玄「天気ばかりはどうにもならんよ、そうそう駅前の店なんだがなかなかだよ」
謙信「そうですか?ではこの後にでも一杯どうですかな?」
何て事を話したかどうかは知らないが・…話を終えた謙信は自軍に陣に帰って行った。

予行演習も最後の方にさしかかり、啄木鳥戦法で妻如山に出陣していた高坂率いる武田軍の別働隊一万二千の渡河シーンは省略されたしまった。
「え~本来は此処で武田軍の渡河が行われるのですが、それは本番までのお楽しみです。」
そんなナレショーンだったかどうかは忘れたが予行演習は終了した。
この時目に付いたのが茶色い忍び装束まとった…いわゆるADだった。マイクを付けて河原を縦横無尽に走り、各部隊に行動の指示をあたえていた。
一応は目立たないようにとの配慮から忍び装束なのだろうが…はっきり言って目立っていた。



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